小平地区は大間々の北東に位置し、キャンプ場・親水公園・鍾乳洞などが楽しめる自然体験エリア「小平の里」があり、多くのお客様でにぎわいます。
小平地区には、この「小平の里」だけでなく、江戸時代、林業と生糸で繁栄を極めた往時を偲ぶ建物や、日光東照宮の彫刻を手掛けた彫刻師集団の彫り物がある社寺が残されています。
更に季節ごとに咲く草花も見もので、中でも世界でこの地域にしかない絶滅危惧種「カッコソウ」も見られます。
このコースは、小平の里「狸穴亭」に集合し、お客様の車にガイドも乗せていただき、北4.5km先の「岩穴観音」まで行き、各所を見学しながら狸穴亭まで歩くコースです。
A 鍾乳洞公園狸穴亭 | |
↓(車で移動) | |
B 岩穴観音と農村歌舞伎舞台 | |
↓ | (800m) |
C 大杉と千庚申 | |
↓ | (2.0km) |
E 木の宮神社 | |
↓ | (1.1km) |
G 野口水車(親水公園) | |
↓ | (100m) |
H 正福寺 | |
↓ | (500m) |
A 狸穴亭 |
歩行距離:約4.5km
(片道は車利用)
旧小平村には、瀬見・折の内・次原・狸原・小友・孫などの小さな集落があり、大勢の人達が林業や製糸業で生計を立てて暮らしていました。
特に江戸中・後期、明治の初めには、近隣の村々からたくさんの人達が、岩穴観音や正福寺、成満院などの寺社に参詣していました。その中には、日光へ向かう途中の「円空」もいて、仏像を残しています。
カッコソウは、みどり市と桐生市にまたがる鳴神山のみに分布する多年草です。春に毛むくじゃらの茎を伸ばし、濃いピンク色のかわいい花(4月中~5月上旬)を咲かせます。
かつては、谷間が一面ピンク色になるほどになったと言われていますが、その希少性故に盗掘が続き、平成24年度には国内希少野生動植物に指定され、無許可での採集・販売・譲渡が禁止されました。
地元小平では、カッコソウを守り育てる管理地をガイドの案内付きで公開しています。